2012年05月11日
行く春や 風車手を振るいつまでも (トルファン)
トルファンから200km程の茫々とした ゴビ=不毛地 をウルムチへ向けバスで移動する途中、東洋一という風力発電の風車の列が白く鮮やかでした。 その大きな羽はゆっくり回り、まるで皆私たちに手を振っているようです。 旅も終わりです。
5/4から書いてきたシルクロード西遊記はこれで幕となります。 チト
5/4から書いてきたシルクロード西遊記はこれで幕となります。 チト
2012年05月10日
駱駝行く火焔の山の風灼くる (トルファン)
三蔵法師も苦難を強いられたという火焔山、鉄分を含み燃えるような赤い山肌は見るからに喉が渇きます。 この日、温度計は48度を指していました。 チト
2012年05月10日
炎天の吐魯番を行く驢馬車かな (トルファン)
遺跡までの乾いた道と黒い影、驢馬(ロバ)は5、6人を乗せたワゴンをポクポクと軽快に曳いていきます。 吐魯番(トルファン)らしい情景です。 チト
2012年05月09日
◇桑の実の シルクロードに熟れにけり◇吐魯番12皐月・実
トルファンは今、葡萄と観光の街、昔は蚕をたくさん飼っていたのでしょう、白と紺と紫の丸々とした甘い桑の実を初めて食べました。 チト
2012年05月08日
★逃水の先に吐魯番 揺らぎけり★12皐月・8月掲載
天山山脈を眺めながらウルムチから南東へ走ること2時間半、遥か道路の先にやっと吐魯番(トルファン)の街らしきものが揺らいで見えました。
2012年05月07日
夏帽子 ポプラ見下ろす莫高窟 (敦煌)
仏洞への階段を登ると、今くぐってきた高いポプラの木も下に見えました。 このあたりは、乾燥に強い ポプラ、柳、ニレが多く植えられています チト
2012年05月06日
敦煌へ続く銀嶺 春兆す
西安から敦煌への機窓は、途中から黄砂が消え高い雪山が輝きました。 しかし、こちらでは5000mを超える程の山しか名が無いので、ほとんどがただの山、地図との対比が出来ません
2012年05月05日
西安に 四千年の月朧
大雁塔(三蔵法師がインドの天竺から持ち帰った経典を納めた)前に立つと40度程の高さに三日月が浮かんでいました。 四千年前から変わらぬその月に見とれました。 チト