2016年11月30日

ダム底の街に冬また来るかな

草津・万座・つま恋など温泉郷の入り口、吾妻(あがつま)峡に行きました・・・ここは建設中止・再開にもめた、あの八ツ場(やんば)ダム建設に翻弄されたところ・・・今黙々と工事は進み、東京オリンピックの頃には有名な旧川原(かわら)温泉と共にダム湖底になる計画だそうな・・・かけがえの無い渓谷の自然と温泉街と多くの道と線路と共に人々の生活を、巨額を投じて未だ仮想の湖面上レベルに移しました(まだ工事は続いていますが)・・・7年ほど前に付け替えトンネルの機械設備を納めた直後工事中止となり、以来私は今日初めて、その機械のメンテナンスで立ち寄り、その変貌に目を丸くしました・・・ましてやここに住んでいる人たちにとって、そのまま残してきた景を遥か下に見ながら暮らすのはどんなものでしょう・・・やがて実際に沈みゆくときは・・・

ダム底の街に冬また来るかな

2016.10.の様子
ダム底の街に冬また来るかな

2016.11.24.ダムの様子
ダム底の街に冬また来るかな

以上写真は八ッ場ダム工事事務所ホームページより引用

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Posted by チト at 23:02│Comments(2)旅路
この記事へのコメント
あの大騒ぎしたダムですね。
だいぶ工事が進んでいるようですね。
人の生活には、治水は欠かせない問題です。
だがそこに生活圏を支えている方達も多くいます。
それぞれに満足のいく、解決をされたのらいいですが・・・・・・。
綺麗な自然や環境の破壊も、寂しい限りですが
そこに住む皆さんが新しい環境と共存できることを
願いたいですね。
Posted by なっちゃんなっちゃん at 2016年12月01日 22:06
なっちゃんさん こんにちは 身近なところでは神奈川県丹沢山系北東の宮ケ瀬ダムですが、子供たちと過ごしたキャンプ場がいくつか湖底となりましたので、建設前後のことが思い出されます。しかし規模が大きすぎて、建設前は出来上りのイメージをとても想像できないし、建設後に湖面の下にあった景色を思い起こすことはできません。記憶は楽しかったキャンプの思いでだけです。本当に大きな事業です。
Posted by チトチト at 2016年12月02日 12:45
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